国民年金基金

国民年金基金は、国民年金に上乗せして受け取ることができる年金です。国民年金法の規定に基づく公的な年金制度で、自営業者など国民年金の第1号被保険者の老後の所得保障の役割を担っています。※2017年7月10日に更新

国民年金基金の趣旨

一般的に、会社員は国民年金に加えて厚生年金に加入していますが、自営業者は厚生年金に加入できません。そのため、自営業者は会社員に比べて将来の年金受給額が少ないことになります。この差を解消するため、平成3年4月に設けられた年金制度が国民年金基金です。

国民年金基金の加入条件

  • 国民年金の保険料を納めている20歳以上60歳未満の国民年金の第1号被保険者
  • 60歳以上65歳未満で国民年金の任意加入被保険者
  • および海外居住者で国民年金の任意加入被保険者

国民年金基金に加入できるのは、この条件のいずれかを満たす人です。ただし、国民年金の第1号被保険者であっても、国民年金の保険料を免除されている人(一部免除・学生納付特例・納付猶予を含む)や、農業者年金の被保険者は加入できません。また、国民年金の第2号被保険者(厚生年金に加入している会社員)、国民年金の第3号被保険者(厚生年金に加入している会社員の被扶養配偶者)は加入できません。

国民年金基金のメリット

国民年金基金に加入すれば、当然、年金を受給でき、より豊かな老後を過ごすことができます。その他のメリットとして大きいのは節税効果です。国民年金基金の掛金は、全額が社会保険料控除の対象となり所得控除を受けることができるため、所得税や住民税が軽減されます。

国民年金基金の種類~地域型と職能型~

国民年金基金は、各都道府県に設立された「地域型」と、職種ごとに25つ設立された「職能型」の2種類があります。地域型国民年金基金は各都道府県に1つずつあり、そこに住んでいる人が加入できます。職能型国民年金基金は、医師や税理士など同種の事業・業務ごとに設立される基金で、基金ごとに定められた事業・業務に従事する人が加入できます。なお、両者の加入条件を満たしていても、加入できるのは1つだけです。

まとめ

  • 国民年金基金は、国民年金に上乗せして受け取ることができる年金で、自営業者など国民年金の第1号被保険者の老後の所得保障の役割を担っている。
  • 国民年金基金に加入できるのは、国民年金の保険料を納めている20歳以上60歳未満の国民年金の第1号被保険者などである。
  • 国民年金基金の掛金は、全額が社会保険料控除の対象となり所得控除を受けることができるため、所得税や住民税が軽減される。

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