男性の育休取得で1人につき57万円くれる?

今回は、男性の育休取得について。昨今、「イクメン」という言葉を耳にする機会が多くなりました。少しずつですが、育休を利用する男性も増えているようですね。

とは言うものの、男性が育児休業を取得するのには、まだまだ高いハードルがあると言わざるを得ません。男性従業員には、「育休後、普通に職場復帰できるのだろうか・・・」「不当な扱いを受けるのではないか・・・」といった不安があると思います。会社側も、「働き盛りの男性社員に休まれたら困る・・・」といった本音があるでしょう。

Q.男性に育休を取得させると1人につき60万円の助成金がもらえる?

そもそも、男性の育休を会社として禁止することはできません。育児休業は、育児介護休業法に基づく労働者の権利として性別にかかわらず保護されているものであり、従業員から育休取得の申請があった場合は認めなければなりません。

国は、女性の仕事と子育ての両立の負担を軽減し、その継続就業や円滑な職場復帰を図るため、また男性の子育て参加を支援するために、男性の育児休業の取得を促進しています。そして、その一環として「出生時両立支援助成金」という助成金制度を新設しました。では、男性従業員に育休を取得させた場合、会社は1人につき57万円の助成金を受け取れるのでしょうか?

Answer 気になる答えは・・・

A.「No」です!

2016年4月より、男性の育休取得促進を目的とした助成金「出生時両立支援助成金(通称:イクメン助成金)」が新設されました。ご存じの方も多いかもしれませんが、詳しい支給条件や助成金額を把握していますか?この助成金は一定の条件を満たすことで支給されますが、金額はケースバイケースで変わってきます。※2017年9月7日に更新

イクメン助成金の金額は企業規模などで異なる

  • 中小企業の場合

    育休1人目:57万円 / 育休2人目以降:14.25万円

  • 大企業の場合

    育休1人目:28.5万円 / 育休2人目以降:14.25万円

企業規模によって、また育休取得者が1人目なのか2人目以降なのかによっても、助成金額は変わってきます。また、1年度につき従業員1人までしか支給されません。必ずしも、1人につき57万円が支給されるわけではありません。

出生時両立支援助成金(イクメン助成金)とは

出生時両立支援助成金(イクメン助成金)は、男性従業員が育休を取得しやすい環境づくりに取り組み、男性従業員に育休を取得させた事業主に支給される助成金です。

支給要件

支給を受けるには、実際に男性従業員に育児休業を取得させることが必要ですが、それ以前の段階でも様々な要件を満たす必要があります。

  • 雇用保険被保険者の男性従業員に、子供が生まれた後8週間以内に開始する連続した5日以上(大企業の場合は14日以上)の育児休業を取得させること
  • 過去3年以内に男性の育児休業取得者が出ていないこと
  • 男性従業員が育児休業を取得しやすい環境づくりに取り組んでいること

具体的な取り組み内容

  • 男性従業員を対象にした、育児休業制度の利用を促進するための資料等の周知
  • 管理職による、子が出生した男性従業員への育児休業取得の勧奨
  • 男性従業員の育児休業取得についての管理職向けの研修の実施

詳細な支給要件は、両立支援等助成金支給要領(出生時両立支援助成金)で確認してください。また、厚生労働省では、男性の子育て参加や育児休業取得の促進などを目的とした「イクメンプロジェクト」のサイトを起ち上げています。

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