賃金支払いの5原則

賃金支払いの5原則

「賃金支払いの5原則」とは、給与の支払い関するルールです。労働基準法24条で定められています。読んでみれば当たり前のことが書いてありますが、給与計算担当者の方なら一度は確認しておきましょう。賃金支払いの5原則の内容は、以下のとおりです。※2018年3月13日に更新

通貨で支払う

給与は「通貨」で支払わなければなりません。小切手や定期券、現物等で支払ってはならないことになっています。 ただし、労働協約で定められていれば、現物支給することも可能です。 例えば、食事代や住宅家賃なども現物給与になります。

直接本人に支払う

給与は、従業員本人に支払わなければなりません。 たとえ従業員の配偶者や親などが代理人として支払いを求めた場合でも支払ってはならないことになっています。ただし、従業員が病気などで受け取れない場合は、配偶者や親・子に支払うことは可能です。

全額を支払う

給与は、必ず全額を支払わなければなりません。「業績が悪くて資金繰りが厳しいから、今月は分割で..」といったことは許されないのです。もちろん、法令で控除が認められている所得税や住民税、社会保険料などは差し引くことができます。他にも労使協定があれば、組合費なども控除できます。

毎月1回以上支払う

給与は、毎月1回以上支払わなけれななりません。 よって、年俸制の場合でも、1年分の給与を12ヶ月に分割し、毎月1回の支払いをします。また、1回以上なら何回でも構いません。月に2回でも毎週でも「決まった日」に支払うのならOKです。分割払いと混同されそうですが、月に何回支払おうと、その都度、給与の“全額”を支払えば分割払いには該当しません。

一定の期日に支払う

給与は毎月、指定した日に支払わなければなりません。 「第〇週目の水曜日」、「5~10日の間に支払う」と 日にちが変動してしまうような支払いは認められません。ただし、金融機関の休日と重なる場合は前倒しにするという変更は認められています。

賃金支払いの5原則まとめ

賃金支払いの5原則について紹介しました。当たり前のルールですから、あえて覚える必要はないと思います。ただし、イレギュラーな事態が起きると、賃金支払いの5原則に違反してしまうかもしれません。普段とは違った処理を求められたら、給与計算のルールに従っているか確認する習慣を身につけると安心でしょう。

関連記事

賃金支払いの5原則について学んだら、給与計算ソフト「フリーウェイ給与計算」がおすすめ。従業員5人まで永久無料のクラウド給与計算で、WindowsでもMacでも利用できます。

給与計算ソフトが無料のフリーウェイ
このエントリーをはてなブックマークに追加
給与計算代行のメリットとデメリットとは?
給与明細に書いてあること
給与明細の支給項目とは?
控除項目とは
給与明細書をWeb明細にするメリット
日給月給制とは何か?
年俸制とは何か?~残業代やボーナスは出るのか?そのメリットやデメリットについて~
賃金支払いの5原則
基本給には諸手当を含まない
現物給与が非課税になる場合
就業規則の絶対的記載事項とは?
賃金総額とは何か
平均賃金の計算方法
振替休日と代休の違いとは?
労働基準法について
労使協定の免罰的効力とは?
36協定とは何か?
出勤簿の保存期間は何年?
通勤手当を支給する義務はない?
法定福利と法定外福利の違いとは?
外国人労働者の届出と雇用管理
在留資格の種類と取得方法
賞与支払届の提出時に気をつけたいこと
春闘の歴史
働き方改革が目指すこと
雇用契約書は法律上の義務?
ホームリーブとは
身元保証人の責任は限定されている?
固定的賃金とは何なのか?
目標管理制度(MBO)のメリットと注意点
等級と号棒とは何か?
ベーシックインカムは非現実的?
コンピテンシーとは何か?
住民税の計算式
住民税の普通徴収とは?
給与支払報告書が会社に届くのはいつ頃?
住民税決定通知書とは?~異なる2つの受取方法~
テレワークのメリットと課題
ネットバンキングでの給与振込を楽にする方法
いろんな給与計算ソフトを比較するポイント
他の給与計算ソフトへ乗り換えるときのポイント
給与業務を低価格で済ませる方法
エクセルで給与計算するときの注意点
早期退職制度(希望退職制度)とは何か?
生活残業の特徴と対策
パラレルキャリアとは?副業との違いやメリットを紹介
パラレルキャリアの始め方
昇格、昇進、昇給の違い
ワークライフバランスとは?実現のために知っておきたいこと
ストレスチェックの概要と実施方法
HRテックとは何か?注目される背景とサービスの種類
給与前払いサービスとは?その仕組み、メリット、注意点について
児童手当はいつからもらえる?申請の方法と注意点
pagetop