コンピテンシーとは何か?

コンピテンシー

「コンピテンシー(competency)」は、ビジネスにおいて「高い業績や成果につながる行動特性」を指す言葉として使われます。※2018年5月17日に公開

コンピテンシーの3つのポイント

  • ビジネスにおけるコンピテンシーとは、「高い業績や成果につながる行動特性」のことを指す。
  • コンピテンシーの導入メリットには、手本となる行動特性を共有することによる人材育成の効率化や人事評価基準の明確化などがあげられる。
  • ただしコンピテンシーはあくまでも仕事に対する模範的なアプローチを学ぶためのものであり、表面的な行動だけにとらわれてしまうと本末転倒になりかねない。

コンピテンシーは「優れている理由」を明らかにする

コンピテンシーは、非常に優れたパフォーマンスを発揮している従業員がいた場合、その人物の基礎能力や専門技術、ノウハウなどを分析し、「なぜ優れているのか」を解明します。

コンピテンシーが広まった契機

コンピテンシーという言葉は、1970年代のアメリカで初めて使われるようになりました。コンピテンシーが広まったきっかけは、アメリカのハーバード大学が「業績の高さは学歴・知能に関係なく、共通の行動特性に起因している」と結論づけたことによります。

日本で知られるようになったのは1990年代

日本でコンピテンシーが広く認知されるようになったのは、1990年代になってからのことです。従来の日本では、能力(職務遂行能力)が重視されて従業員が評価される傾向にありましたが、業務に対する姿勢や積極性などの行動も、コンピテンシーの重要な要素とされています。

コンピテンシーの目的とメリット

企業がコンピテンシーを導入する目的として、「優れた手本を提示することで高いプロ意識を植えつける」「年齢・性別を問わず、優秀な人材を抜擢できるようになる」「将来的に活躍する社員を採用しやすい」ことなどがあげられます。従来、新入社員は配属と同時に上司や先輩について回り、仕事のやり方や働く姿勢を学ぶのが一般的でした。しかし、共通のコンピテンシーを導入して仕事への向き合い方の手本を全員が共有できるようになることで、効率のよい人材育成が可能になります。また能力評価基準の明確化も図れるため、人事評価の面でもメリットは大きいでしょう。

コンピテンシー導入における注意点

コンピテンシーを導入するにあたっては、従業員に「コンピテンシーをなぞることが正しい」と誤解させないように注意する必要があります。業務を遂行する状況は常に一定ではないため、必ずしも同じ行動が同じ成果(結果)につながるとは限りません。もっとも着目すべきは、「成功のために、どのように思考して、どのようなアプローチをしたか」という点です。表面的な行動だけにとらわれてしまうと、本質を見失うことになりかねないため、注意しましょう。

この記事は、給与計算ソフト「フリーウェイ給与計算」の株式会社フリーウェイジャパンが提供しています。フリーウェイ給与計算は、従業員5人まで永久無料のクラウド給与計算で、WindowsでもMacでも利用できます。

このエントリーをはてなブックマークに追加
pagetop