前年分の未払給与は今年の年末調整で集計しない

小銭

今回は、前年分の未払給与について。従業員からの書類回収など、年末調整の準備が整ったら、年間の所得税額(年調年税額)の計算に入ります。年調年税額を算出するためのベースになるのが、本年分の給与の総額です。本年分の給与総額の計算を間違えると、ボタンの掛け違えのように、以後すべての計算に狂いが生じてしまいます。まずは、給与総額を正確に計算することが重要です。では、前年分の未払給与については年末調整で集計するのでしょうか。※2020年10月7日に更新

年末調整で集計するのは本年分の給与総額

年末調整の計算では、まず各従業員の本年分の給与総額を集計します。本年分の給与総額とは、正確に言えば「本年中に支払うべきことが確定した給与」のことで、これは本年1月1日から12月31日までの間に支払いが確定した給与ということになります。

前年の未払給与は前年中に支払うべきことが確定

前年の未払給与は、すでに前年に支払うべきことが確定しているため、「本年中に支払うべきことが確定した給与」にはなりません。たとえ支払ったのが本年中であっても、その未払給与は前年の年末調整の対象として処理されているため、本年の年末調整の集計に含めないのです。

同じ理由で、本年の未払給与で翌年に繰り越して支払うものは「本年中に支払うべきことが確定した給与」ですから、本年の年末調整時はその集計に含める必要があります。

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