基礎年金番号とは?~その中身と確認方法~

基礎年金番号

基礎年金番号とは、国民年金厚生年金、共済組合といったすべての公的年金制度で共通して使用する番号です。20歳以上の国民の個人情報を一元管理する目的もありましたが、その役割はマイナンバー(個人番号)に移ったとも言えます。※2018年3月14日に更新

基礎年金番号の3つのポイント

  • 基礎年金番号は1人に1つ与えられて、4ケタの課所符号と6ケタの一連番号で構成されている。
  • 基礎年金番号の導入によって、従来より迅速かつ確実に、年金相談への回答や年金の請求がなされることになった。
  • 基礎年金番号は、年金手帳や基礎年金番号通知書、国民年金保険料の納付書・領収書、口座振替額通知書、年金証書、ねんきん定期便などで確認できる。

基礎年金番号の中身

基礎年金の被保険者である20歳以上の国民の個人情報を一元管理するために設けられたもので、1人に1つ与えられます。基礎年金番号は、4桁の課所符号の間にハイフン、その後に6桁の一連番号を組み合わせた「○○○○ - ○○○○○○」という10桁の数字が用いられます。

基礎年金番号の導入の経緯

平成8年12月までは、公的年金制度の加入記録は年金制度ごとに異なる独自の番号で管理されていました。そのため、転職や結婚などで加入する制度が変わった場合、年金手帳の記号番号や共済組合の組合員番号など、一人が複数の年金番号を有する状態になっていました。このような事情があったこともあり、年金の請求時などは制度ごと・番号ごとに照会する必要があり、照会・支払いのために時間を要していました。 このような年金相談・請求における複雑さを解消し、スムーズな年金サービスを提供すべく導入されたのが基礎年金番号です。平成9年1月より、旧制度の番号はすべての年金制度に共通して使える基礎年金番号に統一されました。

基礎年金番号のメリット

基礎年金番号の導入によって、各制度を通して加入記録を一元管理できるようになり、年金の相談や請求が従来より迅速かつ正確になりました。また、年金の払い過ぎや、それに伴う返納金の発生も低減し、届出忘れによる未加入者の発生防止にもつながっています。

基礎年金番号はいつ使う?

個人が基礎年金番号を必要とするのは、以下のような場合です。

  • 就職、転職、退職などで加入する年金制度が変わるとき
  • 学生であるなどの事情で国民年金保険料の免除や納付の猶予を申請するとき
  • 結婚で「第3号被保険者」になるとき(配偶者の扶養に入るとき)
  • 住所や氏名が変更になるとき
  • 国民年金基金に加入するとき
  • 年金の受給手続きをするとき

基礎年金番号を確認するには

なお、基礎年金番号を確認できる書類は、年金手帳や基礎年金番号通知書、国民年金保険料の納付書・領収書、口座振替額通知書、年金証書、ねんきん定期便などです。会社員であれば、勤務先の総務部に問い合わせることでも確認できます。

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