年俸制とは~メリットとデメリットについて解説~

年俸制

年俸制とは、1年あたりで給与額を決定する制度です。成果主義を基礎として誕生した給与体系で、仕事の成果や個人の能力が評価され、給与額に大きく影響します。年俸制と聞くと、プロ野球などのプロスポーツ選手を思い浮かべるかもしれませんが、最近では年俸制の社員も珍しくありません。就活、転職活動中に見つけた求人情報の企業でも導入されている可能性も。今回は、年俸制のメリットとデメリットを解説します。※2021年7月20日に更新

年俸制とプロスポーツ選手

日本では、プロ野球選手の年俸更改がスポーツニュースで取り上げられている影響もあってか、労働者の年俸制とプロスポーツ選手の年俸制を、同じものだと考えている方もいるようです。プロスポーツ選手とチームは「労働契約」を結んでいるわけではありませんので、会社と労働者の雇用関係とは異なります。まずは、プロ野球選のことを忘れて記事を読み進めてください。

年俸制を採用するメリット

  • 従業員の職能、職務、業績に応じて給与を決定できる。
  • 目標を個人別に設定しやすい。
  • 意欲が高く、力量のある人材を活性化できる。
  • 給与のコスト管理がしやすい。

年俸制では、働く前から個人の能力や過去の成果から活躍を期待して、1年あたりの給与額を決めます。そのため、個人別に目標設定がしやすく、能力を最大限に活かせることが大きなメリットだとされています。また、給与のコスト管理に手間がかからないのも年俸制のメリットです。月給制の場合、毎月の業績や成果によって昇給・減給がありますが、年俸制の場合は1年あたりの給与支給額が変動することはありません。

年俸制にもデメリットがある

  • 人事考課に対する納得感が低いと、全体に不公平感が生まれることがある。
  • 報酬のアップダウンが激しいため、それがプレッシャーやモチベーションダウンにつながることがある。
  • 目先の業績ばかりが追求され、本質的な課題が見逃されることがある。

年俸制で給与を減額する場合

年俸制においても、欠勤日数や遅刻時間に応じて給与をカットできますが、あらかじめ就業規則労使協定において定めておく必要があります。

年俸制=年に1回の支払い?

年俸制では、会社は従業員の能力を査定して1年あたりで給与額を決定します。ただし、年俸額を1回で支給するのではなく、12回以上に分けて支給しなければなりません(労働基準法24条2項で定められた「賃金支払いの5原則」より)。

年俸制でもボーナスは支給される

結論から書いてしまうと、年俸制とボーナス支給の有無は、直接は関係ありません。会社のルール次第です。年俸の中に賞与を含んでいる会社もあれば、年俸とは別に業績連動でボーナスを出す会社もあります。前者の場合は、例えば年俸を20で割って毎月の給与として20分の1を支給し、残りの20分の8をボーナスとして支給する、という方法があります。

年俸制でも時間外労働の割増はある

年俸制なら残業時間の計算も不要で時間外手当も発生しない。というのは誤解です。法定労働時間を超えて働いた分には、時間外労働に対する割増賃金(残業代)が発生します。ただし、管理監督者の場合には、時間外労働の割増賃金は不要で、深夜手当のみでも問題ありません。※「管理職」=「管理監督者」ではありませんので、ご注意ください。

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