賞与支払届の提出時に気をつけたいこと

賞与支払届

賞与支払届とは、事業主が各健康保険組合の被保険者である従業員に対して賞与を支給した際、支給から5日以内に年金事務所へ提出しなくてはならない書類のことです。※2018年7月5日に更新

賞与支払届の3つのポイント

  • 賞与支払届は、事業主が各健康保険組合の被保険者である従業員に賞与を支給した場合、支給日から5日以内に年金事務所に提出する書類のこと。
  • 賞与支払届を提出することで、保険料及び年金計算の際に必要な標準賞与額が決定する。
  • 標準賞与額には上限があり、健康保険は年間累計額が573万円、厚生年金保険は1ヶ月150万円までと定められている。

賞与支払届によって標準賞与額が決まる

賞与支払届を提出することによって、保険料および年金の計算の基となる標準賞与額が決められます。標準賞与額とは、実際に事業主より支給された賞与額から1,000円に満たない端数を切り捨てた額のことです。保険料の金額は、この標準賞与額に対して保険料率を乗じて計算されるため、非常に重要な指標となります。

呼び名が「賞与」である必要はない

支給の名目が「賃金」「給料」「俸給」「手当」などであっても、被保険者が労務の対償として受け取る全てのなかで、支給回数が年3回以下のものは全部、賞与としてみなされます。ただし、たとえば大入り袋や見舞金など、臨時に受けるものは賞与のなかに含まれません。また、年4回以上支給されるものは賞与に含まれず、標準報酬月額の対象となります。

標準賞与額には上限がある

健康保険の上限となる年間累計額は573万円(4月1日から3月31日までの累計額を指す)であり、厚生年金保険の上限は1ヶ月150万円となっています。なお、育児休業などで保険料が免除されている期間の賞与についても標準賞与額の対象となるため、年間累計額に加算される点に注意しましょう。

賞与支払届の提出時に気をつけたいことは?

賞与支払届を年金事務所に届ける際には、以下のような注意点があります。

  • 資格を喪失した月に事業主から賞与が支給された場合、保険料の対象にはなりません。しかし、資格を喪失した日の前日までに賞与が支給された場合は、健康保険の年間累計額の対象となり、賞与支払届の提出が求められます。
  • 育児休業などによって保険料が免除されている期間に賞与が支給された場合、健康保険の年間累計額の対象となり、賞与支払届の提出が必要です。
  • 賞与を支給した被保険者が70歳以上の場合は「厚生年金保険70歳以上被用者賞与支払届」を提出します。
  • 1人の被保険者に対して同じ月に複数回賞与が支給されたときは、賞与の合算金額を届け出る必要があります。
  • 賞与の支給が予定されていた月に支給がなかった場合でも「賞与支払届総括表」による「不支給」の届出が求められます。

関連記事

賞与支払届について学んだら、給与計算ソフト「フリーウェイ給与計算」がおすすめ。従業員5人まで永久無料のクラウド給与計算で、WindowsでもMacでも利用できます。賞与支払届の出力も0円でで、賞与計算の機能も充実しています。詳しくは、こちら↓

給与計算ソフトが無料のフリーウェイ
このエントリーをはてなブックマークに追加
給与計算代行のメリットとデメリット
給与明細に書いてあること
給与明細の支給項目とは?
控除項目とは
給与明細書をWeb明細にするメリット
日給月給制とは何か?
年俸制のメリット・デメリット
賃金支払いの5原則
基本給には諸手当を含まない
現物給与が非課税になる場合
就業規則の絶対的記載事項とは?
賃金総額とは何か
平均賃金の計算方法
振替休日と代休の違いとは?
労働基準法について
労使協定の免罰的効力とは?
36協定(時間外労働・休日労働に関する協定届)
出勤簿の保存期間は何年?
通勤手当を支給する義務はない?
法定福利と法定外福利の違いとは?
外国人労働者の届出と雇用管理
在留資格の種類と取得方法
賞与支払届の提出時に気をつけたいこと
春闘の歴史
働き方改革が目指すこと
雇用契約書は法律上の義務?
ホームリーブとは
身元保証人の責任は限定されている?
固定的賃金とは何なのか?
目標管理制度(MBO)のメリットと注意点
等級と号棒とは何か?
ベーシックインカムは非現実的?
コンピテンシーとは何か?
住民税の計算式
住民税の普通徴収とは?
給与支払報告書が会社に届くのはいつ頃?
住民税決定通知書
テレワークのメリットと課題
ネットバンキングでの給与振込を楽にする方法
いろんな給与計算ソフトを比較するポイント
他の給与計算ソフトへ乗り換えるときのポイント
給与業務を低価格で済ませる方法
エクセルで給与計算するときの注意点
早期退職制度
生活残業の特徴と対策
パラレルキャリアとは?副業との違いやメリットを紹介
パラレルキャリアの始め方
pagetop