基本給には諸手当を含まない

基本給

就職活動や転職のとき、企業の採用情報を見ると必ず記載されているのが「基本給」です。基本給とは、諸手当を含まない基本となる給料のこと。通常、給料には残業代や通勤手当、役職手当やインセンティブ手当などの諸手当が含まれますが、基本給はそれらを含みません。基本給は、日給月給制年俸制など様々な給与体系において「軸」になる賃金であり、年齢や勤続年数、職種などの基準を総合的に考慮して決められます。※2018年4月18日に更新

基本給の3つのポイント

  • 基本給とは、残業代や通勤手当、役職手当などの諸手当を含まない基本となる給料のことである。
  • 月給とは、基本給に諸手当(役職手当や家族手当など、毎月の金額が固定されているものに限定)を足したもの。
  • 残業代は基本給に含まれないのが一般的だが、会社によっては毎月一定の残業代を基本給に含める場合もある(固定残業代 / 定額残業代 / みなし残業代)。

基本給と月給の違い

月給とは、基本給に諸手当を足したものです。諸手当は人によって異なるため、基本給が同額でも月給に差が出るのは十分にありえます。なお、手当とは、役職手当、家族手当、通勤手当、住宅手当、営業手当、残業手当(時間外労働手当)、休日労働手当など、基本給を補う賃金のことですが、会社によって呼び方は異なります。月給を算出するときに基本給に足す諸手当は、役職手当や家族手当など、毎月の金額が固定されているものに限られます。たとえば、残業手当や休日労働手当などは毎月金額が変わってくるため、月給には含まれません。

基本給と賞与の関係

賞与(ボーナス)は、「基本給 × ●ヶ月」「基本給 × 業績」といった算式で計算されるのが一般的です。つまり、賞与は月給ではなく基本給をベースにして算出されるため、基本給が多いほど賞与も多くなるといえます。

基本給と残業代との関係

上述のとおり、残業代は月々で金額が変動するため基本給に含まれないのが一般的です。ただし、会社によっては毎月一定の残業代を基本給に含める場合もあります(固定残業代 / 定額残業代 / みなし残業代)。ただしこの場合も、基本給に含まれている残業代以上の残業をした従業員がいれば、別途、残業代が発生します。

年収には変動する手当も含む

年収とは、1年間の総収入です。月給には含まれなかった変動する手当(残業代など)や、立て替えていた経費の精算分も含み、税金や社会保険料などを天引きされる前の額面の支給額です。会社員の方であれば、年末調整のときなどに受け取る「源泉徴収票」の「支払金額」を見ると確認できます。ちなみに、年収を12で割ると月収です。月給には変動する手当を含まず、月収には毎月金額が変わる手当も含みます。

経費の立替が増えると年収も増える

求人の情報を見ると、想定年収が書かれている場合があります。たとえば、「マネージャー(35歳):年収700万円」など。こういった記載を見ると、「自分より年収が高い、低い」と比較すると思いますが、注意が必要です。なぜなら、年収が高い=手取りが多い、というわけではないからです。

前述の通り、年収には経費の立て替え分が含まれています。極端な例かもしれませんが、内勤の事務職から外勤の営業職の仕事に転職したとしましょう。すると、内勤時代には発生しなかった経費(電車代、バス代、タクシー代、レンタカー代、駐車場代といった営業交通費など)が発生し、自分で立て替えなければなりません。後日、給与と一緒に振り込まれて精算されますが、その分も年収に含まれてしまうのです。つまり、立て替えた経費が増えると年収も増えてしまうのです。

総支給額・差引支給額との違い

総支給額とは、基本給にすべての手当を足したもので、「額面金額」とも呼ばれます。総支給額には、月給には含まれない残業手当や休日労働手当なども含まれています。差引支給額とは、総支給額から税金や社会保険料を差し引いたもので、「手取り金額」とも呼ばれます。

お金が全てでは無いけれど

就活中、転活中(最近は、転職活動をこう略すそうです)の皆さん。お金が全てではありませんが、「転職したら、思っていたよりも手取りが減った」という事態は避けたいものです(生活がありますからね)。求人情報をチェックして不明点があれば、人材紹介会社のエージェントに質問するなり、面接で確認するなりして、正確に把握しましょう。

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